2015/9/28 中秋の名月が過ぎ今宵は満月。少し遡り9/6神宮前隠田神社の神輿担ぎ12時間密着秘話をお届けします。
こんばんは。
9/28(月)東京は穏やかな秋の夜、仲秋の名月が過ぎ1日遅れの満月を迎えようとしています。
同じ頃、故郷の高知県高岡郡中土佐町久礼でも秋の名月を祝う「八幡様大祭」が行われ満月に向けて土佐の一本釣りの街 久礼(くれ)大きな松明が灯され花火が上がったようです。

このように、私にとって中秋の名月(一年で最も美しいと言われる満月)は幼い頃から村を挙げて、参加していた事もありとっても特別な思いのある名月なのです。
そんな今日から少し遡り、9月6日(日)東京神宮前にて感謝の心を込めて九重会の皆様と共に神宮前の隠田神社の4年に1度のお宮大神輿を担ぎました。

隠田神社の数少ないお守り
今日はその日に遡り、その日の12時間のお話をゆっくりじっくりしたいと思います。
なぜ?ゆっくりじっくり?
理由は、神社の本来の意味そして、不思議な体験をし一日を通じて多くの事を学んだ一日だったからです。
ですから、このブログは私の事実体験を本気で書くための私自身への手紙です。
真剣にこの日起きた事実体験を書き込みたいと思い、書く価値のあるお神輿だったと思えるからです。
それでは12時間の時系列お神輿ブログをスタートいたします。
↓
2015/09/06
AM 9時
浪上依里、サラサファミリアmusicのシンガーソングライターUnico、そして友人の安藤智子さんと神宮前表参道ラルフローレン前集合しました。
ここで私達は九重会の皆様に初対面しました。
引き合わせて頂いたのは神宮前のキングオブキング若頭の株式会社ハイパーハイパー早川さんと神宮前で長年サングラスやメガネの専門店を経営しているロイドの社長、並木さんの引き合わせにより多くの神宮前を支える先輩たちに対面しました。
まずは法被(はっぴ)、ねじり鉢巻き、腰巻(帯)を頂きました。
一緒に並木さんから隠田神社の数少ないお守りを頂きました★感謝の気持ちでいっぱいでした。
私達の「どぎまぎ」した様子を見て色っぽい江戸っ子ちゃきちゃきのかっちょいい、ご高齢のご夫婦さんが
「ねじり鉢巻きってのはよ、こうやって後ろを少し上げんだよ、つむじにうまく乗せるんだよ!!そして腰はこうやって下に巻くんだよ。こうやったら腰をいためねんだぜ!!!」
っと
私達三人の衣装をセットしてくれました。
この時点で私達は心が‐シャキッ‐としました。💦
おふざけじゃない!!!これは神様を担ぐための大切な身だしなみなんだ・・・・と。
ドキ💓シャキ しながらみんなでお宮に向かいました。
お宮には神宮前の各方面の部隊がありました。
異なる色の法被があり、ここで初めて知りました。
神輿を担ぐ道順がそれぞれ決まっていて、神宮前の中でもそれぞれの役割が決まっていました。
神様のバトンに感じた瞬間でした。
1、神社から表通りまでのエリア、
2、表参道から明治神宮までのUターン、
3、そして明治神宮前のソフトバンクのあたりから私達の4丁目エリア、
4、そして最後はチームの代表選手が担ぎまた宮に帰る道。
私達は3グループ目だったので初めは神輿の後ろから掛け声でした。
♪ほいっさ ほいっさ ほいっさ ほいっさ♪(*^▽^*)
叔父さんたちが教えてくれました。
「この掛け声はよー、サンバのリズムと一緒なんだぜ!一番心地いい声を神様にかけてやんだよ!!」
ドキューン><
すさまじい言葉にびっくりしました。
そうなんだー。
人間も魂も犬もイルカも植物も実は地球のバイオリズムというものがあり、1分を表す1秒針のように心地のいい音ってあるんだよねー。
この事はいくつか研究をしていた私やUnicoにとっては最高にシンクロする一言でした。
ドキドキが止まらない。
神様の神輿は心地いいリズムを遠い遠い昔から人々は知っていてそのリズムが今も語られなくても引き継がれていた。それは海を越えてサンバと同じだって事。
じーん じーん じーん。と感じました。
心か喜んだ。
次の瞬間ただの「ほいっさほいっさほいっさ」じゃなくなっていました。
キラキラ輝く神様のリズムのように感じました。
そして、
そんな気持ちで掛け声を何百回も繰り返していくと、なぜか行列の一番後ろにいた私達は、いつの間にか神輿の後ろに堂々と密着できたのです。さっきまでは遠慮があったのです。でも本気で「ほいっさほいっさ」て声を出したら神輿がぐんぐん近くなったんです。
私は常に感極まる体質なのだけれどもこの瞬間も胸が グぐぐぐぐぐって 喜んだ。
神様の掛け声って本当にエネルギーがあったんです。エネルギーの循環で人は愛を感じていると確信しました。
そしてちょうど、キティーランドの裏に差し掛かったあたりから沢山の皆さんが声をかけてくれて、
「君らも担げよー!九重はソフトバンクのあたりから交代だから 入り込んで行けよー!」
ってドキドキしすぎて私は、
「はい!!!!!!!」
の一言だけを返しました。
そしてまた叔父さんがこんな事を話してきました。
男「なんの仕事してるんだ?」
ERI「身飾り品を作っています。体を飾る物達で、ジュエリーとかアクセサリーとかの感覚じゃなくて、祝いや宴の席で儀式の時とかに体を身飾りたくて、身飾り品という言葉を世界に持っていきたいんです。!!!」
そしたら
男「おおおおお!祭りじゃねーかよ!!」
ERI「はい!!!!まさに今日は勉強になります。ねじり鉢巻き、ハチマキコレクション作ります!!!まさに今日の法被、足袋、腰巻、ハチマキ、身飾り品の原点です。」涙。
男「いいね!!」
ERI「はい!!!」
ただ普通の会話じゃないのです。
私にとってこの体感と大先輩達との文化キャッチャーボールのように思えて私は心から感激しました。そして道行く観光客や外国人たちがキラキラしたカメラのシャッターをバシャバシャ(^_-)-☆
私はすんごくすんごく心からハッピーになった。
happyの語源と法被(ハッピ)がここまでマッチングする瞬間はなかったようにも感じました。
まじりあう昔と今の言葉。
MATSURI まつり この言葉は MIKAZArIHIN みかざり。この体験から私の描いていた、MIKAZArI MATSURI の構想がまた一つ事実体験から想像が具体的になりました。
日本の儀式、文化、祭り、は
①体を清め
②身を飾り儀式に参加すること
なんだと改めて自分自身のカンパニー(サラサファミリア)の理念と日本の文化がまじり合う瞬間だったと思います。
そして更に時間は経過しました。15時を過ぎたころようやく私達の出番がやってき来ました。
ピピピーっという大きな笛が鳴り響き、いよいよ神宮前九重会 オレンジ色の法被の出番!!
ピピピピピー!!!!
ほいっさ ほいっさ ほいっさ ほいっさ
男性達に交じり
私達は神輿を担ぎあげました。

感覚が難しい、サンバのリズムどころか、肩があたって痛すぎて頭の中は肩が痛い痛い><いたーいいいいいい💦
若い男性達が「肩を離すんじゃね!、肩を神輿につけんだよ!痛い方ぐっとつけろ!!」と。でも着けれない。コツがわからなくてやはり痛すぎて><我慢できなかった。でも上を見上げたら、あんなに遠かった神輿は私達の肩の上にありました。その痛みを辛抱するのは神様に試されている気がした瞬間。
その時、
太陽が差し込み、お神輿の火の酉の装飾がキラキラ光りました。
「あ、絶対ダメ我慢しないと。これは神輿じゃない。神様を担いでるんだ。私達の上で神様が踊ってる!!!キラキラ舞いをしている!!ぜったい最後まで担ぎぎってやる!!!」
その後、この痛みとの闘いは1時間続きました。
4丁目の街をこれだけスローにしかも痛みと闘いながら歩いた事はないです。
おそらくUnicoや智子ちゃんも同じ気持ちだったはずです。翌日から私の肩ははれ上がり、瘡蓋まで出来ました。
でも心はぶっ飛び級の解放感でした。
そしてゴールに私達のお神輿を下ろしたら、
ななななんと!!
いきなりUnico が九重会の提灯持ちに選ばれた。


すさまじくうれしかったです。
ユニコーンがいきなり神輿の先頭にお宮まで歩くというすさまじい事が起きました。
あ、神様いるなーって本当に思い感謝しました。
一番後ろの掛け声から始まった10時、
ようやく神輿の真後ろにたどり着けた12時、お神輿を担いだ15時、そして夕方、私達は神輿の前を歩けました。これは紛れもなく私達は本当に神宮前を愛せた形だったと思います。
大したことないように思えない方もいるかもしれない。
しかし私達は神様仏様を信じていて、昔の人たちはこのような些細な体験から自然と調和し生きてきたのだと思えました。
日本には八百万の神様がいるんだよーって。高知のおばあちゃんやおじいちゃんはトイレにも神様がいるって言っていた。
私はそんな家庭に育ちました。
全てに神様はいる。。。
感謝して生きる。。。
今一度と体感した。
そして
過去と今と未来
これが21世紀を頂き生き抜く為に必要なテーマだと改めて教わった。
=古きを学び、今を生き、新しきを作る=


全ての神輿担ぎが終わる夕方、18時大雨に包まれた。
どれくらいか?
20時すさまじい豪雨。
ザザザザザー!!
もう傘はさせません。
笑。
神宮前の九重会の打ち上げに詰め所に並木さんがお誘いしてくれました。
最後の総仕上げに一つだけ心残りがありました。
私達が日曜日にお店を休み神輿を担げたのには、
サラサファミリアの新人さんスタッフのサッチー渡辺ちゃんが一生懸命店の留守を守ってくれたからです。
彼女だけがお神輿に参加していない事がとても気がかりでした。
私は彼女を連れて今一度お宮にお礼参りに行きたかったのです。
その思いを並木さんに伝えたら、並木さんが「ちょうどいいね!お宮で20時からおみくじの抽選かがあるんだよ!みんなの分を持って抽選会にいってあげてよ!一緒に俺はついていくから!」と。
そして私達はおみくじを1人10枚ぐらい皆さんの分を託されました。
雨はすさまじく降り続き正直つらかったけど、サッチーを絶対お礼参りに連れて行きたい。
その気持ち一身でした。
お宮は奥まで神棚まで扉が開いていました。
神様に願いを込めました。
「今日は本当にありがとうございました。私は誓います。毎年、時間の許す限り日本の文化や儀式に参加しその多くの学びを次世代につなげて行きたいと思います。
今日はありがとうございました。」
するととっても不思議なことが起きました。
多くのおみくじを沢山の方々が持っていたのですが、、、
スタッフのサッチーも智ちゃんも同じだけ10枚ぐらいづつ持っていました。
しかし、なぜか私のおみくじ抽選権が10枚ほぼ当たりまくった。
すさまじくパンパン当たりました。
\(◎o◎)/!
不思議すぎてマイクでアナウンスさせるほど・・・・
「うーん???なぜあの女の子ばかりあたるんですかね??????」
その景品のほとんどが神宮前の商店街の皆様の出品した品々でした。
私は理解できました。神様が地域とつながるように商店街の品々をギフトしてくれたのだと。
私は日々、神宮前にお金(以降スマイルマニー)を使います。食事も、服も、身に飾る物、神宮前に恩恵を受けているサラサファミリアは躊躇なく神宮前にスマイルマニーを循環するようにこの2年半取り組んできました。
そして私達は沢山の神宮前の商店街のギフトを大雨の中頂いたのです。
これはもっともっと地域に感謝してね。一生懸命頑張りなさい!と言われているようでした。
そして最後のクライマックス!
一等はディズニーランドのチケットでした。
私はまたお宮に向かって今一度お祈りしました。
「このチケットは私はいりません。本当に必要な人に届けてあげてください!」
そしたら、なんとなんと、
パンパカパーン❤️
一等が新人のサッチー渡辺ちゃんに当たりました!
キャーキャーキャー★うれしい!!!!えりさん当たりましたー!!!!
サッチーは叫びました。
私は信じました。
「あ、マジに神様いるなー!!!!うんうん神様しっかり貴方の存在を頂きました。愛。だってサッチーだけがお神輿担げなくてお店番だった。彼女がいたから念願のお神輿が担げて、神宮前にお礼が言えた。そんなサッチーの為に大雨の中ずぶぬれでお礼参りにきたら★夢の国のディズニーのチケットは彼女に当たった!!」
雨はザザザザザー!凄まじかった。
皆さんこんな一日って信じれますか?
私は実は、日々日々いっつもあるんですよ。
私達や私達を取り巻く人々にはこんなキラキラの虹色のギフトが日々あるんです。
だから私はいつも真剣に思えるんです。
本当に幸せだって。。。
だって目の前で目に見えない神様が見せてくれるの。
八百万の神々は存在して、私達をいつも守ってくれていて、一生懸命頑張っているサッチーにはきちんとディズニーのチケットが当たるって★
そして私達は両手いっぱいの御土産を並木さん達の待っている詰め所に持っていきそのお話をして来年も神輿を担ぎたいと宣言して銀座線にゆられて浅草に帰りました。
とっても幸せなお神輿のお話しでした。
長いブログにお付き合い頂き感謝します。
❤️
最後に、、、、100歳の私へ。
神仏が自然にそばにいる習慣が身についたのは、きっと生まれた浪上家の人々がそうだったからだなーとこの頃はよくよく実感します。自然に旧暦、新暦が存在し、中秋の名月には月を見て、盆やお正月は家族で過ごしみんなで酒をかわしそこには古き日本の文化が自然にあった。その文化に必ず欠かせれないのは神様仏様でした。ごくごく自然日本の習慣であり、都会で暮らすようになりずいぶんの時間が経過しました。今はもう、東京の家がもっとも落ち着く。きっと、あなたが必死で生きる場所があなたの家であり100歳の私がどこにいてもあなたのそばにはいつも神様や私達の先祖が見守ってる。土地や建物は繰り返しなくなりいずれ灰となる。
だからこそ、生きる場所はどこでも良いように思う。あなたが日本人でありあなたが生きた100年を次につなぐために私はこのブログを書き続けたいと思います。
貴方の生きる未来には、父も母もいないでしょう。だからこそ、想像したい。21世紀に残る自伝記録ブログは未来人への手紙として事実体験として残したい。
そんな風に今日は中秋の名月を眺めながらサッチー渡辺ちゃんと乾杯をしたいと思います。
私の浅草の家の窓からは毎月、
満月が光り輝き見えるんです。
今日も私達は幸せです。
ありがとう。
❤️
ERI NAMINOUE
2015/9/28

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このブログは、浪上依里が100歳を迎える自分に宛てた自伝記録ブログです。
問い合わせ先:株式会社サラサファミリア代表取締役 浪上 依里 (なみのうええり)
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サラサファミリアとは?総合的身飾り品(みかざりひん)ブランド。
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