2015年12月1日大安吉日。身飾り品に携わりようやく14回目冬、クリスマスシーズンを今年も迎える。
皆様、大変大変大変に久しぶりでございます。
低気圧が日本列島を駆け抜け、本格的な冬の到来。
皆様はいかがお過ごしですか?
私はと言いますと。。
あいもかわらず、バタバタと落ち着きがなく、見るもの聞くもの、四季の移ろいやあらゆるものに一喜一憂しながら過ごしています。
そんな中、今私は新しい2016への扉を開くための小さな旅行に出かける事にいたしました。
もちろん二人旅。
彼?
いえいえ
私の愛するホワイトポメラニアンサラサちゃんと一緒です。
私はJALをよく使用しますが、とにかくわんちゃん達はお子様と同じ優先チェックインカウンターがあるんですよ。私は犬をこよなく愛しており24時間のうち、23時間は一緒にすごしています。
その1時間は、スーパーマーケットにいくか、アシスタントのさっちーが散歩に連れ出してくれるか、そんな程度?まあこの話はおいおいゆっくりいたします。笑
さて、
今、私は日本一番世界遺産登録富士山の真上を通過いたしました。
見事に美しい雪富士山です。
その美しい姿は、
私の目指す身飾りカンパニーサラサファミリアの目指す未来予想図となんだか同期し新しいエネルギーチャージをしてくれています。
ありがとう富士山さん!
大好きだよー富士山さん!
過去、26才、27才、28才、29才
サラサファミリア設立にいたるまでの悩み苦しんだ4年間、毎年富士を訪ね、カチカチ山から富士を眺めました。
その度に心は答えてくれました。
《行こう!海の向こうへ。なんだかは分からないけど、とにかく、私ができる事で世界の人々に、小さくてもいい、なんでもいい、豊かさを伝えに行こう!》
富士さんを見るたび心は確信していました。
《このままではダメだ。一回の命。
何が命かけて挑むこと、死ぬまで追い続ける、浪上依里しか出来ない事を進みたい。》
29歳の時、心は追い風になり決意して30歳の年に株式会社サラサファミリアを作りました。
考えたら、今年は私が身飾り品、いわば、装飾品に携わるようになり14回目のクリスマスです。
クリスマスに何が意味があるの?かって?
私にとってクリスマスは、世界中が人も、街も、心も、みーんな飾りまくるシーズンです。そして、数え切れない人々にたくさんの身飾り品をお渡ししてきた思いで季節なんです。
そんなクリスマスの思いでを今日は少しお話しさせてくださいね。
^ ^
時は遡り、2002年12月24日。20才年のクリスマスイブ。場所は大阪心斎橋。当時の私の上司西川店長がインフルエンザになり、私が店長代理を務めた記念すべき日でもありました。
その日、言い出せないでいましたが、私もインフルエンザだったのです。
39度の熱の中、すさまじく忙しく、今とは違い、クリスマスにはベアリングがとにかく大人気の当時。
彼が彼女の為に必死で探してオーダーして、イブに渡すシーズンです。
そんなロマンスあふれるクリスマスイブらしい光景を毎日体験し、当時の私はきらきらハッピーすぎる、お客様に夢中夢中夢中でした。
インフルエンザどころじゃないし、
しかも、大好きな店長がインフルエンザで絶対口がさけてもいいだせなかったのです。
笑
そんな中、大失態をしでかします(~_~;)
高熱で頭がぼーとしており、
数少ない私の顧客様は彼女に渡す為にオーダーしていくださっていました。
しかし私はなぜか、中身を入れ忘れるというありえない事件をしでかしてしまうのです。
24日クリスマスイブ。閉店間際、
駆け込む顧客様、あわてて準備していたお品物を手渡す私でした。
彼は
《いまから私にいく、絶対喜ばせるから!》
と。
私は
《はい!がんばってください!》
満面の笑顔でお見送りをいたしました。
(T ^ T)
しかし!!!(T ^ T)(T ^ T)
翌日
怒り怒りの大大大大クレーム!
中身が入ってない!
そこからの話はもう皆様もだいたい想像つくはずです。
私は出来損ないの新人スタッフでした。元気だけが取り柄で、ファックスの使い方も敬語も使えない、それだけじゃないすさまじく一般常識の分からないだめだめ新人でした。
そんな私にとって、数少ない顧客様の私に接してくれる優しいお声かけや、一緒に彼女の為に選ぶきらきらした笑顔は20才の私には毎日が衝撃でした。大事なお客様の一番大事な人に迷惑をかけた事はもちろん、すさまじく叱られましたし、私の心もひどくなんとも言いがたい痛み疲れを感じました。
ただ、いま思うとこの事件が私の人生を左右する事になったように感じます。
品物が届かなかった事で、そのお客様の心を傷つけました。
しかし、逆を考えたました。
私が間違わずきちんと彼女の手に届いていたら?
共に選んだ時間も、そのために働いき、稼いだお給料や、そのためにセッティングしたレストランや夜景。
さらには、数え切れない二人のヒストリー。すべてが心を潤した。
私は
《物は人の命がやどるんだ。これはただのジュエリーリングじゃない。
彼の心を形にしたスペシャルなリングなんだ。》
私はその時決めました。
会社をやめない!
私、私達がつくる宝石やジュエリーを通して、人々に豊かな心を伝える。だからやめないし、がんばるし、絶対たくさんの顧客様の笑顔見れる。私達しか出来ないやり方で人々を豊にもしたい。
私は、彼の痛みとともに物の持つ力を知りました。
あれから14回目のクリスマス。
数えきれない人々にクリスマスギフトやブライダルリング、たくさんの笑顔や喜びを頂きました。もちろんこのとき以上のお客様からのお叱りや、取り返しがつかないような失敗も数え切れないぐらい経験しました。だからこそ、その中に、常に物は命や心を伝える力がある事を知りました。
この私達の活動はもはや仕事じゃないと考えています。最大級の私の趣味だとかんがえます。趣味が完全に生きがいになりました。
しかし、この欲望はとまらないです。
暑苦しいほど止めようがないです。
私達は、今年も一人一人の人々に身飾り品を十人十色でお渡しいたします。
私は物を作り、その物を通して心をつたえる。
私は生涯身飾り品を作りつづけたいです。
皆さんへ伝えたいです。
よく、夢が大事大事と世間は言うけれど、私はこのように考えています。
夢は見つけたいとか、探しているうちは生まれない。。
毎日を必死に考え、目の前の事に真剣に汗を流し、一生懸命取り組んでいたら、おのずとある時、夢は生まれる物なんです。
探さなくても、生きがいや志は、磨かれた精神からいきなり誕生する。
だから私は思います。
みんな焦らないで小さなきっかけや日々の貴方自身を取り巻く些細なことを一生懸命取り組んでいこう。
貴方のその日々の中からかならず貴方を貴方が進むべき道に心は答えてくれます。
今日は、2015年12月1日大安吉日。
私はいま雲の上から富士山を眺めながら、ふと、なぜか14年前のクリスマスイブを思い出しました。だから眠っていた、記憶を今日は記録したいと考えました。
さあ、2015年も残りわずかです。
2016年への鍵を手にするバトンの一ヶ月。
素晴らしい日になりますように。
By ERI NAMINOUE.
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最後に100歳の私へ。
お久しぶりです。長い時間の中で、形ある物はすべていつかなくなる。
私が今必死に作り考えた身飾り品はおそらくそのほとんどが100歳の貴方の側にはないでしょいね。
しかし、ある物は1つ。
それは、私達の記憶と私達の先にある人々の記憶。
私達はその途方もない、記憶と記録の為に、身飾り品を作りつづけたはずだね。
私は100歳の貴方の為にこのブログを書き続ける。
34歳と4ヶ月。
今日の私も生き生き過ごしています。
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このブログは、浪上依里が100歳を迎える自分に宛てた自伝記録ブログです。
問い合わせ先:株式会社サラサファミリア代表取締役 浪上 依里 (なみのうええり)
tel: 03-6434-5070
ショップ : サラサファミリア 表参道店:150-0001東京都渋谷区神宮前 4-23-6 1f 1号室 / 12:00-20:00 (休/水曜日) オフィス/表参道店 2f 7号室 / info@erionthewaves.com
サラサファミリアとは?総合的身飾り品(みかざりひん)ブランド。
http://www.thalassafamilia-r.com/
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